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そもそも、「工業」とは?
さて、今回は「工業」について学んでいきますが、まずはいきなり質問です。
「そもそも、『工業』ってなんですか?」
この質問に対して、明確に答えられない人が実は大半です。
つまり、そもそもの「工業」が何かを知らないのに、塾や参考書で「入試でよく出る”工業”に関する知識」を学んでしまっているわけです。
これは例えば恋愛にたとえるなら、相手のことをよく知らないのに、告白を成功させるためのテクニックを学んでいるようなものです。本末転倒。ダメ、ゼッタイ。
というわけで、まずは「工業」とは何かを押さえておきましょう。
工業とは、「原材料を加工して製品をつくること」です。
日本のように国土が狭く、自然資源が豊富とは言えないような国では、海外から原材料を輸入し、それを「工業」によって加工して製品をつくり、海外に輸出して稼ぐことが非常に重要なんです。
だから、中学受験でも「工業」についてはよく問われるわけです。
工業=原材料を加工して製品をつくること
具体的にはどんな工業がある?
【工業を大きく分けると2つに分類される】
さて、上記で見た通り、原材料を加工して製品をつくるのが「工業」ですが、この工業は大きく分けると2つに分類されます。
具体的には、「製品の重量」によって2つに分類されます。
・工業のうち、比較的重量の大きいものをつくる工業のことを「重化学工業」という。
・工業のうち、比較的重量の小さいものをつくる工業のことを「軽工業」という。
- 「重化学工業」…比較的重量の大きいものをつくる工業のこと。
- 「軽工業」…比較的重量の小さいものをつくる工業のこと。
重化学工業の細分類
さらに、重化学工業は、「原材料」と「製品」によって以下のような3つに細分類されます。
・重化学工業の工業のうち、地下資源(鉱石)を原料として鉄鋼・銅などを製造する工業を「金属工業」という。
・重化学工業の工業のうち、鉄やアルミニウムなどの金属を原料として自動車・工作機械・電気製品などを製造する工業を「機械工業」という。
・重化学工業の工業のうち、石油などを原料として人工的にプラスチックや薬などを製造する工業を「化学工業」という。
- 「金属工業」…地下資源(鉱石)を原料として鉄鋼・銅などを製造する工業。
- 「機械工業」…鉄やアルミニウムなどの金属を原料として自動車・工作機械・電気製品などを製造する工業。
- 「化学工業」…石油などを原料として人工的にプラスチックや薬などを製造する工業。
軽工業の細分類
また、軽工業も「原材料」と「製品」によって以下のような4つに細分類されます。
・軽工業のうち、農作物や水産物などを原料として食べ物や飲み物をつくる工業のことを「食料品工業」という。
・軽工業のうち、綿や羊毛や化学せんいなどを原料として糸・布・服をつくる工業のことを「繊維(せんい)工業」という。
・軽工業のうち、土や石や砂などを原料として陶磁器・セメント・ガラスなどをつくる工業のことを「窯業(ようぎょう)」という。
・軽工業のうち、木材や古紙を原料として紙をつくる工業のことを「製紙・パルプ工業」という。
- 「食料品工業」…農作物や水産物などを原料として食べ物や飲み物をつくる工業。
- 「繊維(せんい)工業」…綿や羊毛や化学せんいなどを原料として糸・布・服をつくる工業。
- 「窯業(ようぎょう)」…土や石や砂などを原料として陶磁器・セメント・ガラスなどをつくる工業。
- 「製紙・パルプ工業」…木材や古紙を原料として紙をつくる工業。
各工業を支える「工場」
さて、上記のように多岐に渡る「工業」ですが、それを支えるのが「工場」です。
「工場」…機械・器具を設備し、継続的に製品の製造・加工を行う場所。
この「工場」は、そこで働く人の人数によって2つに分類されます。
- 「大工場」…工場のうち、働く人が300人以上の工場のこと。
- 「中小工場」…工場のうち、働く人が300人未満の工場のこと。
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次回の「工業②―『四大工業地帯』あらため『三大工業地帯』」は以下↓になります。
ぜひ読んでみて下さいね。

