中学受験・網羅する歴史

【網羅する歴史】安土桃山時代の年表-日本史年表 #11

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この「網羅する歴史」シリーズは、「塾に通わないでも日本の歴史をストーリーとして学べる!」をテーマにしている講義型ブログです。「社会は暗記科目」と思ってしまっている人こそ、ぜひ読んでみて下さいね!

安土桃山時代の年表

① 信長編 ―― 古いしくみをこわし、天下統一への道をひらく

できごと
1568年 織田信長が足利義昭を助けて京都に入り、義昭を15代将軍にする
→ 将軍を助ける形をとることで、信長は自分の行動を正当なものとして示し、
全国に力を広げようとした。
1573年信長が足利義昭を京都から追放し、室町幕府がほろぶ
→ 義昭は信長の力が強くなりすぎるのをおさえようとしたが、
逆に信長に敗れ、古い幕府のしくみが終わった。
1575年長篠の戦いで、織田信長・徳川家康の連合軍が武田勝頼を破る
→ 武田氏の強さをくずすことで、信長と家康は天下統一に向けて
さらに有利になった。
1576年信長が安土城を築き始める
→ 政治と軍事の中心となる城をつくり、自分が新しい時代の中心で
あることを示そうとした。
1582年本能寺の変で、信長が明智光秀にせめられて自害する
→ 天下統一を目前にした信長だったが、家臣の明智光秀の裏切りによって、
その道はとつぜん中断された。

〈信長編のポイント〉

信長の役割は、ひとことで言えば
「古い時代を終わらせた人」
です。

室町幕府という古いしくみをこわし、戦国時代を終わらせるための土台をつくりました。
ただし、統一そのものを完成させる前に倒れてしまったため、その続きは秀吉に引きつがれます。

② 秀吉編 ―― 争う大名たちをまとめ、全国統一を完成させる

できごと
1582年 山崎の戦いで、羽柴秀吉が明智光秀を破る
→ 信長の仇をすばやく討つことで、秀吉は「信長の後をつぐ人物」として
一気に有利になった。
1583年賤ヶ岳の戦いで、秀吉が柴田勝家を破る
→ 信長の死後、だれが中心になるか争いが起こったが、秀吉が勝って
主導権をにぎった。
1584年小牧・長久手の戦いで、秀吉と徳川家康が戦う
→ 秀吉が力をのばすなかで、家康はすぐには従わず、両者は対立した。
1585年羽柴秀吉が関白になる
→ 武士として将軍になるのではなく、朝廷の高い地位につくことで、
全国支配を正当化しようとした。
1586年羽柴秀吉が豊臣秀吉の名を与えられる
→ 朝廷とのつながりをさらに深め、天下人としての立場を強めた。
1587年秀吉が九州を平定する
→ 全国統一のためには、まだ従っていない九州の大名たちもおさえる
必要があった。
1588年秀吉が刀狩を行う
→ 百姓から武器を取り上げて一揆を防ぎ、武士と百姓の身分のちがいを
はっきりさせた。
1590年小田原征伐で北条氏をほろぼし、全国統一を完成する
→ 関東の大大名である北条氏を倒したことで、秀吉はついに全国統一を
成しとげた。
1590年徳川家康が江戸に移される
→ 秀吉は家康をもとの土地から遠ざけて力をおさえつつ、関東支配を任せた。
1592年秀吉が朝鮮に出兵する(文禄の役)
→ 国内統一を終えた秀吉は、さらに海外へ勢力を広げようとした。
1597年再び朝鮮に出兵する(慶長の役)
→ 最初の出兵でうまくいかなかったため、秀吉はもう一度戦いを起こした。
1598年豊臣秀吉が死去し、朝鮮から兵を引きあげる
→ 出兵を進めていた中心人物の秀吉が死ぬと、戦争を続ける力も理由も
うすれた。

〈秀吉編のポイント〉

秀吉の役割は、
「天下統一を完成させた人」
です。

信長がこわした古い時代のあとを受けて、秀吉は大名たちを従わせ、全国をまとめました。
さらに刀狩などによって、戦国の世を終わらせるための社会の形も整えました。

しかし後半では朝鮮への出兵を行い、これが人々に大きな負担をかけました。
そして秀吉が死ぬと、豊臣政権はだんだん不安定になっていきます。

③ 家康編 ―― 統一された国を、長く続く政権に変える

できごと
1600年 関ヶ原の戦いで、徳川家康が勝つ
→ 秀吉の死後、豊臣政権の中でだれが実権をにぎるか対立が深まり、
最後に家康が勝った。
1603年徳川家康が征夷大将軍となり、江戸幕府を開く(=安土桃山時代の終わり)
→ 関ヶ原の勝利で全国支配の中心となった家康は、新しい武士の政権を
つくった。

〈家康編のポイント〉

家康の役割は、
「統一された国を、長続きするしくみに変えた人」
です。

信長は古いしくみをこわし、秀吉は全国をまとめました。
でも、それだけではまだ「安定した時代」にはなっていませんでした。
そこで家康は、江戸幕府という新しい政権を開き、戦いの少ない世の中を長く続ける土台をつくったのです。

3人の役割を一言でまとめると

  • 信長 … 古いしくみをこわした
  • 秀吉 … 全国をまとめた
  • 家康 … そのまとまりを長続きする形にした

安土桃山時代のストーリーを一本で見ると

安土桃山時代は、ただの出来事の集まりではなく、こういう大きな流れで見るとわかりやすいです。

信長が室町幕府を終わらせる
秀吉が全国統一を完成する
家康が江戸幕府を開いて安定した時代につなげる

つまりこれは、
「戦国時代のバラバラな日本が、少しずつ一つにまとまっていく物語」
なのです。

安土桃山時代の具体的なストーリー

安土桃山時代のストーリーを具体的に学びたい方は、以下の「ストーリーで学ぶ『安土桃山時代①・②』」をご参照ください。